テキストテキストテキスト

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

日本代表強化論 第3部 アジアカップの目標設定とコンフェデの価値とは?

今年最後の日本代表シリーズとなった11月のホンジュラス戦とオーストラリア戦を就任後初の連勝で終えたハビエル・アギーレ監督の日本代表。
通算6戦3勝1分2敗。得点11失点9という数字がやたらと報道されてますが、親善試合6試合にそこまで過剰に結果を求めて何になるのか僕にはわかりません。

また、「欧州遠征をしろ」という声もあんまり僕にはしっくりきません。ベルギーやフランスに親善試合で勝って何が変わったか?答えは・・・人気が出て自分達は強いと錯覚し、マスコミやサポーターも盲目的になり、”史上最強日本代表”という今では笑えない固有名詞を作っただけ。
それを裏切られたようなブラジルW杯での惨敗後は若手を抜擢すれば、「代表に相応しい能力の持ち主ではない」、ベテランを復帰させれば、「ザックジャパンに戻った」と批判の嵐。挙句はこのホンジュラスとオーストラリア相手の親善試合に結果を求めるなんて。

ザッケローニが陥っても仕方ない袋小路~ ”ミスター・コンステンシー”長谷部の存在感

そんな中、この2試合でマン・オブ・ザ・2マッチを選ぶなら試合の流れを変えた今野か、90分通して1人だけアグレッシヴにプレーし続けた高徳。
ただし、オーストラリア戦では”ボールを持つ”という持ち味を発揮できないながらもポジショニングの妙でスコアレスを維持した遠藤、逆に”ボールを奪位に行く”という試合の性格を変えた今野、流れたを変えたアギーレ監督のシステム変更など様々な要素があって勝利に繋がった中で、長谷部の存在感の大きさを感じました。

遠藤にはスピードと俊敏性、今野にはポジショニングと視野の狭さという短所があり、共にリーダーシップに欠点があります。周囲の協力がなかったり、特徴が合うチームでないと活きないのはそうした背景があるのでしょう。しかし、長谷部はどんなチームでもどんな戦術を採用するにしても、どんな試合展開にでも必要不可欠な存在である事を感じました。
ガンバサポーターの中には、クラブでダブルボランチを組んでいるため、「遠藤でなく、長谷部に替えて今野投入をすれば~」と考える人も多いと思いますが、上記のように彼等2人はガンバでも阿部浩之や大森晃太郎のサポートなしではやや不安があります。もしかしたら、昨年の7月~10月頃のJ2でも失点が急増していた時期のようになっていた可能性もあります。

遠藤に出来ない事、今野に出来ない事を長谷部には出来る。それもどんな試合展開でもミスも少なく、いかにも”ミスター・コンステンシー”(安定感)と言えるキャプテンの存在感は凄みを感じました。この日は欠場した右SB内田と共に、長谷部は自立した選手と言えるのかな、と感じた2試合でした。
また、ブラジルW杯でザッケローニ監督がボランチの起用法が遠藤含めて中途半端な采配になったのも、やはりこの”ミスター・コンステンシー”の大会直前での負傷からの回復を待ち続けていたのだろうな、と言う事と、ザックが待つに値する選手であるパーソナリティの持ち主なのだとも実感しました。

コンフェデレーションズカップの価値とは?~今までに有効活用できた試しがない悪循環

ブラジルW杯メンバーが多く復帰してザックジャパンに戻ったと言われ続けていたり、それでもアギーレ色は出ている、と言う人々もいたり、としてますが、それはそれとしてアジアカップのメンバー選考とこの2試合はまた違った意味合いがある気もします。欧州のリーグは継続して行われていたり、この日の豪州もすでに世代交代を施してもいるので、W杯メンバーをそのまま入れる必要も価値もないでしょう。

また、アジアカップの目標設定も、「優勝できなければ失敗」とか、「優勝してコンフェデレーションズカップに出場しなければいけない」との指摘も間違っていると思います。
W杯本大会の1年前に本大会の開催地で行われるコンフェデ杯ですが、それがザックジャパンに有効に左右したかどうか?2001年の場合は日本が開催地でW杯予選が免除されていたために有効活用できましたが、2005,2013年は・・・。
さらに、コンフェデ参加のために、所属クラブでのキャンプに参加できずにDF吉田・MF香川を筆頭に、欧州リーグの開幕にコンディション調整が遅れて出場機会がなくなっていったり、長谷部や長友、本田も負傷を繰り返したりする悪循環も生まれています。

コンフェデとは何が何でも出る大会ではない事と、「コンフェデ優勝でないと監督交代」と言うわりには、2000年以降の大会で唯一優勝できずにベスト4に終わり、次回大会の予選免除となる3位にも入れずに2010年のW杯イヤーにもアジアカップ予選を戦わせる代表強化のアキレス腱となった結果しか出せなかったイビチャ・オシム監督を評価するという意味不明なマスコミとサポーターの観方をどうにかしたいと思うんですが、やはり僕がおかしいんでしょうかね?

ジェフ時代のオシムの凄かったと思いますが、代表監督としてはダメだったと思います。ご本人もその芳しくない結果にストレスを感じられて体調を崩されたかもしれないし、そういう結果に対して自分に厳しく指摘してくる事を望んでいたと思うんですが・・・・。

ともかく、アギーレ率いる日本代表はアジアカップで優勝してもらいたいのですが、それよりもベスト4以上に残って公式戦6試合を戦いながら1ヶ月かけてチーム作りを行うのが目的だと僕は思っています。目標と目的は違ってもいいではないでしょうか?

By | 2017-04-21T21:52:26+00:00 11月 29th, 2014|Categories: コラム, 日本代表コラム|Tags: , |0 Comments

About the Author:

hirobrown
創設当初からのJリ−グファンで各種媒体に寄稿する副業サッカーライター。好きなクラブはアーセナル。宇佐美貴史やエジル、杉田亜未など絶滅危惧種となったファンタジスタを愛する。趣味の音楽は演奏も好きだが、CD500枚ほど所持するコレクターでもある。 サッカー歴:中学・高校時代にサッカー部に所属。 中学時は大阪市トレセンに選出される。 その後は競技者としてのサッカーから離れていたが、サッカー観戦は欠かさない 。

Leave A Comment