Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/orfool/soccerlture.com/public_html/wp/wp-includes/post-template.php on line 293

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/orfool/soccerlture.com/public_html/wp/wp-includes/post-template.php on line 294
no-image

【読書のすゝめ】トータルフットボールの系譜 ~クライフ、グアルディオラ

大河ドラマがいつまでも大ヒットコンテンツである日本人的は歴史に興味があります。現代サッカーの教科書であるトータルフットボールの歴史をを知りたいと思いませんか?

 そこで、今回は上記したような内容が全て詳細に書かれている文献を推薦したいと思います。

 写真のように、僕はクライフまたはトータルフットボール関連の本を4冊持っています。上記したように、トータルフットボールは現代サッカーの教科書です。これさえ分かっていれば、サッカー観戦がもっと楽しくなる。ここからはそんな本を4冊、簡単に紹介したいと思います。

 

ヨハン・クライフ―スペクタクルがフットボールを変える/ミゲルアンヘル サントス

 まずはコレが僕の中ではサッカーバイブル的存在。日本語に訳すと「蹴球聖書」と思っています。タイトルにはヨハン・クライフが冠になっている通り、クライフの生い立ちから書かれていますが、基本的にはミケルス監督の出会い、再会が大きなテーマになっています。また、オランダ代表では戦術的な話、バルセロナではクライフの監督時代が大きく取り上げられているので、全面的にトータルフットボールの定義について詳細に掘り下げられた内容になっています。

 ただし・・・長いし、難しい。ある程度サッカーをプレーした経験、または客観的に観て、「自分はサッカーマニア」だと恥ずかしげなく言える人でないと読破できないかもしれません。でもコレが最もオススメの1冊です。中古でも出回っていますし、文庫化されていますので読破に達成感を覚える方は是非手にしてもらいたいです。

 また、クライフ独特の交渉力がトピックごとに出てくるので、営業やクリエイティヴ志向の方にも良いヒントがあるかもしれません。例としては、スター選手であるクライフが自らの地位を巧みに使い、「負傷して選手生命なくなったら、明日から誰が保障してくれる?」と交渉し、世界初のスポーツ選手の保険を作った話などが描かれています。

 そんな多彩な角度から掘り下げた1冊です。

クライフ哲学ノススメ —試合の流れを読む14の鉄則 (サッカー小僧新書EX005)/木崎 伸也

 コチラはクライフの考える理想のサッカーを念頭に置いてサッカー観戦をした際に、何に注視して楽しむか?またはこのプレーはどう組み立てられるか?流れはどう変えるのか?といった実際のサッカー観戦を通して読んで行くガイドブックのような文庫本。「なぜウイングを置くのか?」「ポジションごとの理想とは?」といった単純な部分から、選手の組み合わせ、個人戦術とグループ戦術、チーム戦術へと発展していくチーム作りのあり方をクライフ流に説明していっています。

クライフ公認 「トータル」フットボーラーの全貌/ミック スホッツ

コレは最初の難しい本に近い。トータルフットボールよりもクライフのパーソナリティを掘り下げた内容です。また、訳書とは言え、よりオランダ的解釈で翻訳されているので、あまりお勧めはできないかもしれません。ただオランダという国にも関心がある人には興味深い1冊と言えるでしょう。

グアルディオラのサッカー哲学/フアン・カルロス・クベイロ