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王者・サンフレッチェ広島戦力分析〜「2チーム分の戦力」を考察【中盤・守備陣編】

 しかし、先日の大宮アルディージャ戦で佐々木が靭帯断裂の大怪我を負って長期離脱が確実となってしまった。ただ、森崎和が先発に復帰すれば、彼をボランチに起用し、宮原を最終ラインへ再コンバートする事で穴を埋めるだろう。

 センターバックは他クラブでは守備の要のセクションなはずが、広島では攻撃の起点となるDF陣にもバリエーションを出すあたりは流石だ。そのうち、「ゲームメイクが出来ていないから」と言う理由で3バックの試合中の選手交代までしそうだ。

 ただし、守護神のGK林卓人の存在は絶大。フィールド選手並みのテクニックを持つ日本代表GK西川周作(現・浦和レッズ)がいた頃と違って、やはり林が加入した2014年からはDFラインがリトリートして引くのが早くなった。足元が器用に使えて、飛び出しにも強い西川とは違って、ハイボール処理を含めてぺナルティエリア内でどっしりと構えて安定感を発揮する林。彼の特徴があってこその現在の守備のメカニズムだ。そういう部分もGKを戦術を構築する上で重要な存在とするのが広島らしい。ロンドン五輪世代の代表に選出されていた経験を持つGK増田卓也が控えるが、ここは林に託すのみだろう。

 ここまで全30人のトップチーム契約選手のうち、すでに21人が公式戦に先発起用されている。その後、佐々木の戦線離脱とMF野津田岳人のアルビレックス新潟へのレンタル移籍が発表されたが、こうしてセクションごとを振り返えると、やはりこのチームには「2チーム分の戦力」がある。

 そんな広島は開幕からの8連戦を連勝で終える事が出来た。その上で国際AマッチウィークでJリーグとACLが中断される中、序盤の収穫と課題を掘り出しての修正と調整が可能になる。

 Jリーグ王者のここからが本当に楽しみだ。