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中断明け9戦7勝のガンバ、10戦1勝のセレッソ 〜好成績以上にバリエーションの豊富さが収穫のガンバ〜

 大阪ダービー特集と題して、”敢えて”セレッソの記事を書きましたが、ダービー当日となる本日はもちろん我等が【ガンバ大阪編】。

 ブラジルW杯前のJ1リーグ第14節まではガンバが16位とJ2への降格圏に位置していましたが、そのW杯による中断明けからは、セレッソが2度の監督交代を経ての全10試合(ACL未消化分1試合)で1勝4分5敗で低迷している間に、ガンバは全9試合で7勝1分1敗。順位もガンバが16位から5位へとジャンプアップしたのとは対照的にセレッソがその16位に位置し、立場は完全に入れ替わって迎えるのが今回の大阪ダービーです。

 しかし、セレッソは迷走の末に育成型クラブとしての原点に戻り、セレッソU18監督の大熊裕司氏をトップチームの新監督に昇格させて前節にその初陣を迎え、直近の天皇杯・ジュビロ磐田戦と共に連勝。それまでのマルコ・ぺッツァイオリ前監督時代はリーグ戦未勝利のまま終わった事を考えれば、劇的な復活劇で文字通りにV字回復を見せています。
 先発メンバーにも元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン&元ドイツ代表FWカカウではなく、スピードや運動量に溢れるFW永井龍&ロンドン五輪代表FW杉本健勇の下部組織出身の2トップが起用されて、運動量の少ないピークを過ぎたガラクタコス(ギャラクティコス[銀河系]のパロディ)2トップにはなかった最前線からのハイプレスを敢行しているのはガンバにとっては脅威となるでしょう。

 ただし、前回対戦時には本職CB4人を先発起用していたガンバは不振とDFラインを下げ過ぎる守備重視の戦術と、フォルランの走力の乏しさにより、結果的にバイタルエリアのスペースを使われて、フォルランにミドルシュートと直接FKを食らって2失点しています。
 また、今回のダービーには今季リーグ戦全試合先発出場を続け、守備の要となっているCB岩下敬輔が累積警告による出場停止が危惧されていますが、ライン設定の低い岩下の欠場がこの面ではプラスに働くと考えます。岩下以上にラインを下げる西野貴治の不在もプラスになると思われ、相棒がガンバでは”CB失格の烙印”を押された今野泰幸になるのか?カップ戦要員の金正也になるのか?は分かりませんが、DFラインの高い設定とラインコントロールに定評のある丹羽大輝がリーダーシップを取る事でバイタルを空ける心配はないはず。逆に裏のスペースが空くので、そこは新守護神GK東口順昭が飛び出しのセンスと、そこからの足技とビルドアップにより、この試合を視察に訪れるハビエル・アギーレ日本代表監督に”違い”を見せて欲しいと思います。文字通り、”見せ場”です。

 また、ガンバにとっては直近の天皇杯とリーグ戦によるサンフレッチェ広島との2連戦に置いて、ダイヤモンド型の中盤というトリプルボランチ+トップ下・遠藤保仁の布陣で連勝。この連勝と岩下の欠場が、セレッソにとってはガンバの中盤の構成と今野の起用ポジションをスカウティングでは読ませずに、試合序盤の出方を惑わせる効果もあると思います。それだけに開始20分ぐらいまでにガンバは先制点を狙いところです。
 ガンバにとっては成績の良さよりも、今月に入ってからは戦い方にバリエーションが出た事の方が収穫で、”守護聖人”明神智和が好調をキープするため、遠藤&明神の遠藤&長谷部以上の”鉄板ボランチコンビ”が再現されるかもしれません。バリエーションが出ていると言えば、いつでも両サイドをこなすオ・ジェソクがファーストチョイスとなり、米倉恒貴・藤春廣輝と合わせた3人に超逸材・内田裕斗も控えるSB陣はJリーグ最強のセクションとも言えます。ジェソクがどちらのサイドで出るのかも相手のスカウティングを惑わす要因になるでしょう。

”元ワールドクラス”のフォルラン、”プラチナ世代の舎弟”杉本、視察に訪れるアギーレに、宇佐美が”本物のワールドクラス”を証明

 そして、何と言っても”日本の至宝”宇佐美貴史。中断明けの公式戦13試合出場(1試合欠場)で10ゴールと絶好調。アギーレ監督も初めて万博を訪れるとあって、大舞台に強い至宝にとっては自身の存在価値を示すのに最適の舞台。アギーレ体制になって少し”貧乏くさい”印象になった日本代表にあって、宇佐美という強力なアタッカーの個人技、決定力を持ってそうした貧乏臭さを払拭しえる実力をアギーレに見せつけてもらいたいですね!!堅守のイメージが強くなってしまっているアギーレですが、メキシコ代表ではジオバン二・ドス・サントス、エスパニョールではセルヒオ・ガルシア、アトレティコ・マドリーではセルヒオ・アグエロといった強力なアタッカー達には特権を与えてプレーさせていたので、日本代表ではその役目を宇佐美に託したいと思わせるプレーを目に焼き付けさせたいてもらいたい。

 しかもそれを、”元”ワールドクラスでアトレティ時代にはアギーレと師弟関係であったフォルランや、”プラチナ世代”ならぬ”宇佐美世代”の年代別代表でよく2トップを組んでいた杉本、宇佐美もはいっていないのに、なぜかブラジルW杯の予備登録メンバーに入った南野拓実といった面々の前で”本物のワールドクラス”を証明する!!という気持ちの良い舞台にするべく、僕も現在万博に向かっております☆

 柴崎岳が代表デビュー&デビューゴールを記録しましたが、僕からすれば柴崎と宇佐美が日本代表出場歴がゼロの方が”衝撃”でした。いかにザックジャパンが閉塞感漂う証明と言えるのではないでしょうか?

 また、アギーレは”発掘した”と呼べるほどのセレクションをしたわけではありません。でもアギーレは自分の眼で見た判断でハッキリと振るいにかける真っ当なセレクションをする監督だと思います。

 アギーレに忘れられないほどの、それこそガンバの年間パスを買わせるぐらいの”USAMI”を見せつけてあげましょう☆

About the Author:

hirobrown
創設当初からのJリ−グファンで各種媒体に寄稿する副業サッカーライター。好きなクラブはアーセナル。宇佐美貴史やエジル、杉田亜未など絶滅危惧種となったファンタジスタを愛する。趣味の音楽は演奏も好きだが、CD500枚ほど所持するコレクターでもある。 サッカー歴:中学・高校時代にサッカー部に所属。 中学時は大阪市トレセンに選出される。 その後は競技者としてのサッカーから離れていたが、サッカー観戦は欠かさない 。

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