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ドルトムント、冬の移籍第一弾はカンプル。その狙いは?

 今冬の移籍市場での補強はしない、という宣言をしていたボルシア・ドルトムントだったが、自動降格圏の17位で折り返しとなった現状では、そうも言っていられなかったようだ。

 シーズン休止後すぐの22日、オーストリア・ブンデスリーガのレッドブル・ザルツブルグからスロベニア代表MFのケヴィン・カンプルの獲得を発表した。

 契約期間は2019年6月までの4年半で、移籍金は推定で1000万から1200万ユーロと言われている。

 彼の獲得には同じくブンデスリーガで彼の恩師であるロジャー・シュミットが率いているバイヤー・レーバークーゼンの他、ツヴァイテリーグに所属している同じレッドブル系列のRBライプツィヒも興味を示しており、それらの機先を制しての電撃的な獲得となった。

 彼はレーバークーゼンユースの出身であるが、トップチームでの出場が無いままチームを放出された過去を持つ。

 3部リーグで燻っていた所をザルツブルグの監督になったロジャー・シュミットに見出され、彼の指導の下でその能力を開花させた。

 主戦場は右サイドだが、トップ下やセントラルの位置もこなせる器用さも兼ね備えている。トリッキーなドリブルも持っているが、彼の最大の武器はその多彩なパスセンスにある。

 今季、既に7ゴール11アシストを挙げていることからも、彼の能力は疑いようの無いところだ。

 ロイス、ミキタリアンなど前への推進力を持つ選手は多いものの、リズムが一本調子では攻撃も徐々に停滞してしまう。

 彼の持つパスセンスは、ドルトムントの攻撃に変拍子を加え、攻撃をより重厚に仕立て上げることだろう。

 香川の復調を待てない現状では、最高の補強であるのは言うまでもない。

 彼のブンデスリーグデビューは来年1月31日、恩師であるロジャー・シュミット率いるバイヤー・レーバークーゼンとなる。

 果たして恩師の前で、更に成長した姿を見せられるだろうか?再開を指折り数えて待つことになりそうだ。