テキストテキストテキスト

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

マッツァーリを解任して分かったもの

ミラノダービー直前というこれ以上ない難しいタイミングで監督交代に踏み切ったインテル。マンチーニは過去にインテルを6冠へと導いた名将だが、前任のマッツァーリが残した傷はあまりに大きかった。ミラノダービーで露わとなった決定的なインテルの粗を炙り出そう!

☆先制点が見せたインテルの弱み

マッツァーリが頑なに続けてきた3バックをやめ、4-3-1-2に近いシステムで臨んだマンチーニ。4-3-1-2に近いという表現にしたのは、インテルのシステムが分かりづらかったからだ。攻撃時にはクズマノビッチ、グアリン、オビ、コバチッチの4名が中盤でボールに絡み、効果的なポゼッションを見せたが、守備時には全体がフラフラしていて守りたい形が見えなかったのだ。

相手のミランは4-2-3-1のシステムを敷いており、サイドにシャーラウィとボナベントゥーラと攻撃の中心を担う選手がいる。サイド攻撃に強みがあることは分かっていたはずだが、インテルはサイドハーフを配置していなかった。そのためサイドの守備は長友とドドのSBのみとなり、ここを起点に攻撃を組み立てられてしまった。

ミランの先制点も、左サイドに流れてきたメネズとシャーラウィのコンビにSBの長友とCBのラノッキアが翻弄されたところから生まれている。インテルは明らかにシステムの選択を間違えたように思う。しかし、そこからインテルの抱える問題が浮かび上がってきた。

☆3-4-1-2に固執した代償-サイドハーフがいない

なぜサイドハーフを配置しなかったのか。マンチーニの考えに疑問が残る形となったが、思い返せばインテルにはサイドハーフを本職とする選手がいないのだ。3-4-1-2の形で戦ってきた前任のマッツァーリは、サイドハーフの選手を求めていなかった。フロントもマッツァーリと5年の契約を結んでいたため、長い目でマッツァーリの3バック成功を待つことにしていた。

ところがあまりにも結果が出なかったため、フロントはマッツァーリの首を切った。後任はマンチーニとなったが、マンチーニの志向するシステムは4バックだ。シティ時代に3バックにトライしたものの、こちらも結果が出ていない。慎重なマンチーニの性格を考えれば、4バックをチョイスするのは必然だった。

しかし考えてみてほしい。インテルにサイドハーフがいるだろうか。この試合では守備時に4-1-4-1に変化しようとしていたが、左に入ったコバチッチと右に入ったパラシオは共にサイドハーフを本職とする選手ではない。彼らにサイドでの守備を求めるのは難しい。

長友やドドといったSBの選手をサイドハーフに入れるパターンもあるが、彼らは攻撃で満足な結果を残せない。現代のサイドハーフには中へ切り込んでの仕事も求められる。長友も縦へのスプリントは得意だが、中央でのプレーは範囲外だ。

インテルはあまりに代償の大きな改革をおこなってしまった。マンチーニの手腕は評価できるが、再びマンチーニが求める選手を補強する必要がある。少なくとも、3-4-1-2用の選手層から脱却しなければならない。

By | 2017-04-21T21:52:26+00:00 11月 30th, 2014|Categories: コラム, セリエAコラム|Tags: , |0 Comments

About the Author:

大阪府在住 / 20代 / 趣味:サッカー観戦、カラオケ / サッカー歴:中学2年よりサッカーを始める。人生初の試合が0-12、チームとしてのシュート数0と歴史的な大敗となり、カルチャーショックを受ける。それ以降なぜ0-12で負けたのかを研究するようになり、気付けばサッカーオタクとなっていた。

Leave A Comment