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欧州蹴球文化探訪Afterword Vol.10 サッカーキング・オピニオン

国内タイヤメーカーの上期決算は東洋、ブリヂストン、横浜ゴムの営業利益が過去最高だった。北米での売り上げ増に円安が重なり、天然ゴムなどの原材料安も追い風になったようだ。各社とも消費増税の影響が長引く国内ではふるわなくとも、北米市場の堅調は続くと見ててよいだろう。

 フィリップスとフォルクスワーゲン。チャンピオンズリーグ第4節、オランダ・アイントホーフェンでは、蘭独両国を代表する企業のメインスポンサーで知られる両クラブが対決。PSVがVfLヴォルフスブルグを2-0で下した。

 フォルクスワーゲンといえば排ガス数値偽装問題のニュースが連日世界各紙面に。クリーンディーゼルに留まらずガソリン車でも不整合が発覚の泥沼は底が見えない。

 そのフォルクスワーゲンを抜き日本のトヨタが自動車販売台数(1~9月)の首位に返り咲いた。こちらも日本国内とロシア、ブラジルなど新興市場が不振に喘いでも、北米、中国の二大マーケットでの好調に支えられている。

 サムスンから横浜ゴムに胸のロゴが変わった今シーズン、低迷が続く昨季プレミア覇者チェルシーだが、ディナモキエフと対戦し1-0で勝利した。

 そのサムスン電子と並び韓国経済の牽引役を担う現代自動車も世界規模の自動車産業好景気の波に乗れず前年比を下回る理由はもはや恒常化している労使の対立。

 そして横浜ゴムと提携関係を築いたクムホも3年前に全面ストライキを決行しているが1日のみ。それがこの夏8月17日から全面ストライキに突入、一月以上も稼動しない日数を重ねる異常事態に。クムホは国内工場の他に中国など海外に五か所の工場を持つ。

 韓国企業各社の業績低迷、営業利益の減少はリーマンショック以降、現在まで続いている。クムホに限らず労働組合のストライキは、海外工場へと生産のウエイトを傾かせ、脱メイドインコリアを加速させることになりかねない。

 今秋の訪欧は、スイスからドイツ、フランス、ベルギー、オランダと巡回してきたが大きな交通の乱れに遭遇することはなかったものの、10月24日 ミラノのマルペンサ空港ではストライキが予定されているとの事前情報を耳にした。

 欧州同様デモとストライキを敢行する隣国のお国柄と比べるとストライキ不要の国民気質は長所に違いないが、慢性化したストライカー不足の要因でもある気がしてならない。求められるのは空気を読まない我の強さだろうか。

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欧州蹴球文化探訪第十の巻 欧州・亜細亜ゴムゴム対決

About the Author:

Yoshitaka Yokozawa
1964年生 / 東京都在住 NPO・NGOの経験を活かしてサッカルチャー・チャアマンをしてます。 本業は国際交流コンサルタント。文化催事の企画運営や講演など欧州と国内をころげまわってます。 サッカルチャーコラム連載では欧州蹴球文化探訪(全41回) 同ベルギーの光と闇(全27回)※最終話そのうちUPします。 長靴の国で観た異邦人たち(全21話) サッカルチャー・ホームタウン秘書室(2017年~ 同 日本人が知らないアーセナル 全8回含)他。 サッカルチャーやっててよかったのはバルセロナで故ヨハン・クライフに逢えたこと。世界各国の”秘書たち”とビールを飲むのもささやかな楽しみ。

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