第十九の巻で掲載した写真は、2014年5月3日のスタッド・ド・フランス。フランス杯決勝の試合後、アトラクションの花火を撮影した。

 先日、このサンドニのピッチが恐怖に脅える観客で埋め尽くされる余りにも異様な光景が世界に発信された驚愕した。

 2001年3月トルシェジャパンは、このサンドニのぬかるんだピッチで何も出来ず5-0のスコア大敗の屈辱を味わっている。当時メディアは日本人選手の基本技術の未熟さとフィジカルの弱さを糾弾した。
 しかし日本代表の実力を現実よりも矮小化された報道であった事は、あれから間もなく十五年が経つ今日明らかである。技術が劣っているのではなく、経験と知識が不足していたのだ。欧州のピッチにあわせた走り方をしたことがなかった。欧州のピッチで日本と同じ走り方をすれば滑って転ぶことをこの時代知らなかっただけである。

 筆者は欧州のスタジアムでピッチサイドに立ち入れる機会があれば感触を確かめる。専門家ではないので詳しい違いはわからない。

 しかしスタジアムの至る所に日本との違いが目につくし、気づかされる。もし日の丸を背負い世界の列強を目指すプレーヤーならば欧州からのオファーを受けるべきだ。

 宇佐美貴史(ガンバ大阪)は今冬再渡欧するのはほぼ間違いないと代理人もほのめかしている。そしてブンデスリーガだけでなく話題のフランスからオリンピック・マルセイユが獲得に名乗りを上げた。PSGやモナコと対戦できるリーグ・アンは勿論、UEFAヨーロッパリーグにエントリーしているOM。

 11月26日ホームのフローニンヘン戦の白星で3位スロヴァン・リベレツとの勝ち点は2差。最終節の直接他決をドローでもグループステージはクリアできるが第二節ホームで敗れた相手にアウェーで借りを返せるか。宇佐美の動向と併せて気になるところだ。

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欧州蹴球文化探訪 第十九の巻 アメリカの異人と対峙するフランスの偉人