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波乱の幕開け ドイツDFBポカール一回戦に見るドイツのサッカーレベルの高さ

 月曜日の4試合をもって、ドイツDFBポカール(日本で言う天皇杯に相当するトーナメント戦)の一回戦が終了した。
 全32試合中、延長戦に突入した試合は10試合、うちPK戦までもつれた試合は3試合あり、

既に開幕している三部以下の下位リーグに有利になる日程であるとはいえ、この事実は目を見張るものがあると言えるだろう。

そして実に9チームが下位チームに足元を掬われるという、ジャイアントキリングが起こっている。その中にはEL予選を戦ったマインツやCL出場が決まっているシャルケも含まれるというチームの充実振りである。

 これは一部のチームの開幕が遅いための調整不足という面も含まれるにせよ、ドイツという国全体のサッカーのレベルが上がっているということの証明であるともいえる。特にシャルケと対戦したドレスデンは、今シーズンは三部に落ちたチームであり、主力を含めて大きく様変わりをしているチームであり、文字通りこれで乗ってくることだろう。現在、三部で2位と好調な様子を見せており、この調子を維持できれば来シーズンは二部へ自動昇格していることだろう。

 しかし、ここまでの波乱が起こった大会も珍しい。特に昨シーズンのポカールは順当に上位陣がほぼ勝っていただけに、この落差は非常に面白い。これぞサッカーという、醍醐味を存分に味わうことができた。二回戦は8月23日に抽選会が行われ、10月28日と29日に行われる。全ての試合が抽選で決められるという独特の方式のDFBポカールだけに、どのようなカードになるのか、今から楽しみである。