前回は岡田監督~ジーコ監督までの歴代監督について書かせていただいた。今回はそれ以降の4人の監督(オシム氏、ザッケローニ氏、アギーレ氏、ハリルホジッチ氏)に焦点を当てていきたい。

イビチャ・オシム(2006-2007)

 惨敗に終わったドイツ大会の後に指揮を執ったのは当時ジェフを率いていたオシム監督であった。どんな選手も特別扱いすることなくチームのために働く事を要求した。

 自分のサッカーを体現できる選手はジェフに多かったためそこから代表に呼ばれた選手はオシムチルドレンとも呼ばれた。

 サッカーの特徴としてはボールを保持することを好み更にはサイドを広く使い、ポジションを関係なく考えて走るサッカーである。左サイドの選手が右まで走ることもあればサイドバックが前線まで駆け上がることもある、ボランチが裏に抜け出すことは当たり前であった。

 このようにポジションにこだわらないサッカーをしたオシムがユーティリティープレイヤーを好むのは必然であった。どのポジションでも最善の選択ができる選手を必要とした。強引なシュートを打つよりもより確実性を求めることから消極的とも称されることもあった。オシム監督は常にW杯で勝つことを考えて行動していた。

 2007年のアジアカップでは4位に終わったが相手のチームが試合前のアップを暑さでバテることから室内で行っていたのに対し、オシムは短い代表メンバーが集まる機会だと言ってアップからフルコートで練習をしていたのだ。

 結果優勝することはできなかったが、その時オシムはW杯で勝つ為に最善のことをしているまでと述べている。