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祝・なでしこリーグ2部昇格!バニーズ京都SC・MF澤田由佳の『眼・術・戦』

―――今季から加入した右SBの草野選手は自ら『練習参加させて下さい』と、志願してやって来た、と伺いました。
「そうです。ホントにウチはラッキーですよ!ツイてます!勝手に来てくれるので。」

遠藤保仁選手の共著を読んで
「自分の考えにもっと自信を持てるように」

 バニーズ京都というチーム全体が体現しているパスサッカーの面白さが前提としてあったものの、筆者は澤田のキックフォームや動き方を観ていて、思わず、男子の元日本代表MF遠藤保仁(現・ガンバ大阪)を想起した。

 上記の写真は初めて取材させていただいた、今年9月2日のプレーオフ初戦・大和シルフィード戦直後のモノだ。実際に直接お話を伺うと、やはり遠藤を理想のプレースタイルにしているそうで、その時に持参した『眼・術・戦~ヤット流ゲームメイクの極意』(遠藤保仁・西部謙司著/カンゼン出版)をお渡しし、その書籍を手に持った写真を下記インタビュー記事にも掲載させていただいた。

【インタビュー記事】『バニーズ京都SC・澤田由佳 ~女子サッカーの奥深さを体現する稀有な技巧派MFのサッカー観』

 それから4週間後となる9月30日、プレーオフ最終戦となったFC十文字VENTUS戦。澤田は自ら貴重な追加点を決め、2-0と勝利し、入替戦進出へ大きく貢献。この試合は同会場で開催された、男子のJ2リーグ・京都サンガVS ジェフユナイテッド千葉戦後だったこともあり、取材陣が多かった。正直、2部昇格を決めた12月17日の津山よりも多かった。

 当然、得点を決めた澤田には取材陣が殺到し、「囲み取材」となっていたが、その囲みが解けたあと、『眼・術・戦』の感想について少し時間をとってお話をした。

 「読みましたよ!文字を指差しながら、『そう、確かに!そうそう、ホンマに!』って頷きながら。特に、『自分の意見を周囲が理解してくれない』っていう想いを遠藤選手のような偉大な選手でも感じているんだな、って凄い思ったし、私もよくそれは感じていたので。」

 そんな会話をしてオーバータイムも時間切れとなったが、その言葉の真意がどうしても知りたかった。

―――大和戦後に、遠藤選手の共著『眼・術・戦』をお渡ししました。その4週間後の十文字戦後、その本の感想として、「『自分の考えを周囲が理解してくれない』という部分に特に頷くことが多かった」と仰っていました。あの真意をずっと考えていたんですけど。

 「それは・・・ですね。『自分の考えを理解してくれない』、というよりも、確かに合わない時も多い。でも、遠藤選手みたいに、そこまで自分の考えには絶対的な自信がなかったので、それなら味方の選手にもそこまで求められないな、と思いましたね。

 逆に遠藤選手のように絶対的な自信があれば、そこまで求めても良いのかな?とも思いました。だから、自分の考えにもっと自信を持てるようになりたいです。」

―――最近、千本監督と話す機会がよくあるのですが、監督が取材陣へのお話をされる際、「『テクニカルエリアぎりぎりまで出てこんでいいよ、オッサン』とか思われているかもしれません」、「指示出そうと思っても、『宿題したか?』と言えば、『今からやるとこやったし~』なんて言われるかもしれません。」、というお話によくなります。こういった会話の中で出て来る選手の声(文中の『』付きの吹き出し)の発音・トーン、イントネーションが澤田選手ソックリなんですよ。入替戦を前にした格上との対戦についても、「格上相手に自分達で主導権を握って相手をイライラさせたい」と同じ言葉で抱負を残して、澤田選手も、「あちゃ~被っちゃいましたか~」なんて仰っていました。
「言ってましたね。似て来たんですかね?もしかしたら、私が乗り移ってるのかもしれないですね(笑)。」

―――あの遠藤選手の本の中での「周りの人」には、当時のG大阪・西野朗監督も含まれていました。遠藤選手の考えも、最初は西野監督に否定されていたけれど、理解されるようになっていった、と。西野監督と遠藤選手のような関係が、千本監督と澤田選手の間でも似たようなコトが起きて来たのかな?と勝手ながら想像していました。
「え~でも、でも~・・・なんかチョット、チョット嫌です~ゥ、アハハハッ~、チョット嫌ですゥ~、まあ良いけど~(笑)

 っていうのは冗談として、でもホンマに考えてることは一緒だな、と思うことは多々あります。『そうそう』、ってよく頷くことがありますし。」

―――伊賀フットボールクラブくノ一のMF櫨まどか選手(来季からマイナビ・ベガルタ仙台レディースへの移籍と結婚を発表)とは、「TASAKIペルーレさんのセレクションで一緒になって以来のお友達」と、櫨選手から伺いました。今年29歳にして、なでしこジャパンにデビューを果たした同級生の活躍は大きな刺激になったのではないですか?
「もちろんです。でも1部リーグでプレーし続けている選手との差は、ある意味では諦めてるわけではないんですけど、その差はもう分かってるんで。でも今年初めて代表に選出されてデビューもしている姿を見て、素直に『スゴイな!まだまだできるんだな!』と、思いました。でもやっぱり、それだけの体格や足の速さ、技術があるので『良いな~』と思って観ていました。」

About the Author:

hirobrown
創設当初からのJリ−グファンで各種媒体に寄稿する副業サッカーライター。好きなクラブはアーセナル。宇佐美貴史やエジル、杉田亜未など絶滅危惧種となったファンタジスタを愛する。趣味の音楽は演奏も好きだが、CD500枚ほど所持するコレクターでもある。 サッカー歴:中学・高校時代にサッカー部に所属。 中学時は大阪市トレセンに選出される。 その後は競技者としてのサッカーから離れていたが、サッカー観戦は欠かさない 。

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