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祝・なでしこリーグ2部昇格!バニーズ京都SC・MF澤田由佳の『眼・術・戦』

―――澤田選手自身はキャリアで初の昇格になりますよね?
「そうですね。良かったです。」

―――でも1部での経験が豊富だからでしょうか?2部への昇格ではあんまり喜んでる感じはしないです。
「そうですね。10番の松田さんとも話していたんですけど、『何やろな?いつもと変わらず普通やな』って、感じですね。」

勝ち続けるチームになった直近2年
「相手の対策を凌駕できるように!」

 今季のバニーズは開幕から5連勝、6戦連続無失点。そして無敗で迎えた第11節の敵地でのJFAアカデミー福島戦での終盤に澤田が決勝点を奪って勝利し、4試合を残してのチャレンジリーグWEST初優勝を決めた。

 しかし、優勝報告会も催された第12節・ホームでの福岡J・アンクラス戦でこそ、途中出場のFW社納未樹が終了間際に挙げた決勝点で勝利したものの、その後は無敗記録が途絶えるだけでなく、1分2敗の3戦未勝利でレギュラーリーグを終了していた。

 チャレンジリーグは12チームを東西に分けた6チームが3回戦総当たりで全15試合制のリーグ戦を戦う。対戦相手が一巡する5試合を「クール」とすると、バニーズは早々と優勝を決めたとはいえ、第3クールで大きく勝点を落とした。(上記表を参照)

 そして、プレーオフでは同じWEST2位で進出していた静岡産業大学磐田ボニータに敵地で4-0と大敗を喫していた。静産大とはリーグ戦では3試合戦って2勝1分、6得点3失点。しかし、最も重要となった今季4回目の対戦で大敗を喫したことは、澤田にとっても偶然ではなかったようだ。

 ただ、3年前に地域リーグ降格の危機にも迫った当時のチーム状況とは全く異なる。今季はリーグ戦15試合+プレーオフ3試合+入替戦2試合+皇后杯本大会2試合の22試合中17試合が全く同じ先発メンバーで固定されていたが、その中には2016年加入のDF石井咲希・DF酒井望・MF林咲希・FW佐藤莉奈、2017年加入のDF草野詩帆・FW吉田早紀と、直近2シーズンの新加入選手が6人も先発に定着しており、「年々入って来る選手がパワーアップしている」と、言う。

 また、2度の2部降格を経験している澤田にとっても、キャリアで初めて「勝てるチーム」でプレーしている直近2年間は、それまでとは全く違う感覚でプレーしている。

―――なるほど。でも所属チームが勝ち続けるシーズンというのは、澤田選手にとって直近の2シーズンが初めてに近い経験かな?と思います。
「TASAKIペルーレFCでは上位だったんですけど、その後は2度の降格を経験しています。しかも、TASAKIが活動休止になって退団して、スペランツァF.C.高槻(現・スペランツァ大阪高槻)でも1年目で2部に降格して退団。ASエルフェン狭山FC(現・ちふれASエルフェン埼玉)でも3年目で降格して退団しましたから。

 ここへ来て初めて対戦相手からチーム全体がマークされる。相手も色々とウチを研究して来る、というのが初めての経験でした。特にチャレンジリーグは3度対戦するので、3回目対戦する時には、『アレ?何かバレてるぞ』というのを感じていました。でも、そういう相手の対策をも凌駕できないといけない。そう感じるシーズンだったかな、と思います。」

―――今から3年前、澤田選手がバニーズ加入後の2年目、なでしこリーグ2部新設によるリーグ再編(※)もあって、地域リーグ降格の可能性もありました。

「あの時は千本哲也監督が11月に就任して、いきなり入替戦で何とかチャレンジリーグに残留した、というシーズンでした。」
※2015年シーズンから『なでしこリーグ2部』を新設するため、当時2部相当のチャレンジリーグで「16チーム中10位以内が2部に“昇格”、下位2チームはチャレンジリーグ入替戦参入決定戦を勝ち上がったチームと入替戦」というレギュレーション。

―――その頃から考えると、ここ2年は全然違うのですか?
「そうですね。やっぱり選手が年々プラスになって来ていて、毎年、個の能力を持った選手が入って来ています。なでしこリーグ1部の選手が勝手にウチに来てくれるっていう、嬉しい状況が続いています。」

About the Author:

hirobrown
創設当初からのJリ−グファンで各種媒体に寄稿する副業サッカーライター。好きなクラブはアーセナル。宇佐美貴史やエジル、杉田亜未など絶滅危惧種となったファンタジスタを愛する。趣味の音楽は演奏も好きだが、CD500枚ほど所持するコレクターでもある。 サッカー歴:中学・高校時代にサッカー部に所属。 中学時は大阪市トレセンに選出される。 その後は競技者としてのサッカーから離れていたが、サッカー観戦は欠かさない 。

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