テキストテキストテキスト

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

バルサ復活の答えはクラシコで出たか

 ルイス・エンリケ率いるバルサはクラシコ前の時点で7勝1分と無敗で首位。しかも全て無失点で終えるという驚異的なスタートダッシュを見せていた。

 
 エンリケが取った策は、「原点回帰」。グアルディオラ時代の成功へもう1度戻るべく、初心に立ち返ったのだ。

 その1つがカンテラ(下部組織)出身選手の積極起用だ。グアルディオラは当時チームのスターだったロナウジーニョやデコを放出し、カンテラの選手でチームを固める意向を取った。それがペドロやブスケツの飛躍につながり、バルサの黄金期が誕生した。
 エンリケもそれに倣い、カンテラからムニルやサンドロといった若手FWを積極的に登用し、バルサイズムを取り戻す動きを見せていた。

 グアルディオラ時代の強さに戻れば怖いものは無い!そんな勢いさえあったバルサが、クラシコで演じた失態・・・。リーガで無失点を続けていたバルサがなぜ3失点と崩壊したのだろうか。

☆無失点の理由~強豪には通じない~

 今夏、バルサはバレンシアからCBジェレミー・マチュー、アーセナルからCBトーマス・ヴェルメーレンを獲得し、欠点でもあったCBに即戦力を加えた。
 そしてバルサはここまで8試合を戦って無失点。サポーターは守備力が大幅にアップしたと考えていた。

 しかし、バルサがCBに求める要素は単純な守備力ではない。あくまでパスを繋ぐことの出来る選手を選んでおり、マチューもヴェルメーレンも攻撃性の高いCBだった。
 つまり、無失点の理由の全てが2人の加入という訳ではないのだ。

 大きな要素は、「ポゼッションの確保」だ。グアルディオラ時代に立ち返り、ボールを大切に保持するショートパス主体のサッカーを実践したのだ。その結果ボール支配率が上がり、単純に相手の攻撃回数が減った。これが無失点を続けてきた1つの要素である。
 攻撃は最大の防御を実践してきたのがグアルディオラであり、それこそがバルサイズムだった。バルサは決して守備が固い訳ではなく、相手の攻撃を跳ね返すタイプのチームではない。

 今日のクラシコでもスタメンに34歳のシャビを起用しており、彼を中心にポゼッションを保つことをルールにしていたように感じる。序盤はその流れが上手く回っており、出足の鈍かったレアルから前半3分に先制ゴールを奪って見せた。あの時点まではバルサの方が優位と考える事が出来ただろう。

 しかし、徐々にバルサの欠点が出始める。

 この試合で目立ったのは、左SBのマルセロからチャンスメイクされる場面だ。バルサはスアレスとネイマールの両ウイングが相手のSBを追わないため、マルセロとカルバハルはフリーになりやすい。
 
 特にマルセロは世界屈指の攻撃力を持っており、今日のようにフリーにすると決定的な仕事をやってのける。
 しかも左サイドには今季8試合で15得点と大暴れしているロナウドがいる。その2人を右SBのダニエル・アウベスと右インサイドハーフのシャビが見る形となり、明らかに守備力が不足していた。

 レアルの同点ゴールとなったPKも、左サイドをえぐったマルセロのクロスにピケが手を出してしまったものだった。その5分後にも左サイドからのクロスにベンゼマがポスト直撃のヘディングシュートを放ち、前半終了間際にもマルセロのクロスにハメス・ロドリゲスがフリーで合わせている。この時点でエンリケは自分たちの右サイドを徹底的に突かれている事を認識し、手を打つべきだった。

 そもそも、レアルに簡単にビルドアップを許してしまった事が問題なのだ。バルサが相手の攻撃を跳ね返すチームでは無い事はさきほども書いた。それでもグアルディオラ時代に堅守を誇っていたのは、「5秒ルール」という守備時の掟があったからだ。
 5秒ルールとは、ボールを失ってからの5秒間はポジションに関係なくプレスをかけ続け、5秒たっても奪え返せなかった場合は自陣に引いて守備を固めるというもの。グアルディオラは5秒ルールの徹底をチームに求め、基本的に5秒以内にはボールを奪い返していたのだ。
 そして再び圧倒的なポゼッションに入る。ポゼッションと5秒ルールの併用で堅守を作り上げたのだ。今日のようにシャビとアウベスがサイドの対応に追われる展開になる事自体に間違いがある。

About the Author:

大阪府在住 / 20代 / 趣味:サッカー観戦、カラオケ / サッカー歴:中学2年よりサッカーを始める。人生初の試合が0-12、チームとしてのシュート数0と歴史的な大敗となり、カルチャーショックを受ける。それ以降なぜ0-12で負けたのかを研究するようになり、気付けばサッカーオタクとなっていた。

Leave A Comment