コラム

Foot ball Drunker 〔74〕visiting 『Guldensporen Stadion』コルトレイク/ベルギー

大阪のタコ焼きと ベルギーの揚げたじゃが芋 ◇◇◇◇カバー写真はポテトでVサイン。本場ベルギー訪問時はよく食べる。政権がなかなか落ち着かず「早く政権作れ!」とデモが起きた2011年。そのときベルギーを象徴するこのフードを手に行進したから「フリッツ・デモ」とも呼ばれていた。自国のビール文化が2016年ユネスコ無形文化遺産に登

Foot ball Drunker 〔73〕visiting 『Szamosi Mihály Sporttelep』ブダぺスト / ハンガリー

ドナウの真珠 23番目の区は最南端に ◇◇◇ハンガリーの首都ブダペストは東京と同じく23の区に分かれている。北から若い順番に並んではいないが最南端に位置するのはショロクシャール=23区。まずは地下鉄M2で終着ウルシュ・ヴェゼール広場へ。そこで始発駅のケズバーゴーヒードからチェペル・ヘーヴで南下する。セントイシュトバーンウッツァ駅で

Foot ball Drunker 〔72〕visiting 『 Stadionul Viitorul』オヴィディウ / ルーマニア

聖火は東京からパリへ 横浜とコンスタンツァは港町繋がり ◇◇◇◇来年には花の都パリで五輪が開幕。東京での開催が一年ずれこんだだけなのに、早いと感じるから加齢には逆らえない。カバー写真のオリジナルTシャツは、来日した記者のアテンドに携わった際、交流を深めたニューヨークタイムス取材陣の置き土産。普段欧州で自分がお世話に

Foot ball Drunker 〔71〕visiting 『Selhurst Park』ロンドン / イングランド

鉄鋼の街に 日本人トリオと 懐かしのセネガル人◇◇◇◇エアメールで届いたようなパッケージ。エミレーツ航空のサービスポラロイド写真はこの時期クリスマスデザインに様変わりする。エミレーツが冠スポンサーのFAカップは現存する世界最古のフットボール大会。

Foot ball Drunker 〔70〕visiting 『Nya Ullevi』ヨーテボリ / スウェーデン

ヨーテボリからノルウェー人監督 スウェーデン風味は浦和に馴染むのか◇◇◇◇下の写真は15年前に撮影したマリエスタッド缶。スウェーデン大手のビール、スペンドルプス醸造所の製品。自分でも何故こんな面白味のない写真を撮ったと首を捻る。おそらく現在発売されているものより大きくラベルに記された2.8の文字。同国ではアルコール度数2.8%以下のビールには酒税が課さない。銘柄も豊富ならばアルコー

Foot ball Drunker 〔69〕visiting 『Eyüp Stadium』イスタンブール / トルコ

シャイロックの娘はイスタンブールに ◇◇◇◇本年も空路移動中とネカフェでの時間潰しで洋画·邦画問わず、それなりの作品を鑑賞した。独断と偏見で2月に公開された『シャイロックの子供たち』が邦画ではNo.1。池井戸潤:Jun Ikeido【1963年6月16日生】原作が映画では完全オリジナルストーリーに仕上げられていた。池井

Foot ball Drunker 〔68〕visiting 『AFAS Stadion』メヘレン / ベルギー

高校受験を思い出したNYCでの乾杯◇◇◇◇1979年の冬、曲がりなりにも受験生なので机に噛り付きラジカセで深夜放送に耳を傾けるとお気に入りの『MARCH』が流れた。フォーライフ・レコードの吉田拓郎:Takuro Yoshida【1946年4月5日生】プロデュース、彗星の如くデビューした原田真二:Shinji Harada【195

Foot ball Drunker〔67〕 visiting 『 Sportclub-Platz』ウィーン / オーストリア

皇帝も庶民もお肉は大好物 ◇◇◇◇2022年5月29日のWSGティロル戦は、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグを賭けたプレーオフ。勝利したものの昨季はスイスの無名クラブの前に予選敗退。今季も欧州の舞台から早々に降り、国内でも不振が続くラピドウィーンは、ゾーラン・バリシッチ:Zoran Barisic【1970年5月22日生】監

Foot ball Drunker〔66〕 visiting 『 Estadio Municipal de Santo Domingo』アルコルコン / スペイン

西野ジャパンのツワモノどもが残した《夢の跡》◇◇◇◇首都マドリードの南西に隣接するアルコルコン市の人口はおよそ17万人。第66話はアグルパシオン・デポルティーバ・アルコルコンSADがホームとして使用するエスタディオ·ムニシパル·デ·サント·ドミンゴ。2017年にはテネリフェの柴崎岳 19年9月にはサラゴサの香川真司も踏んだピッチ。

Foot ball Drunker〔65〕 visiting 『 Gazovik Stadium』オレンブルク / ロシア

ロシアでも飲める“獅子のビール” ◇◇◇◇オリ川とウラル川の合流点に要塞を築き「オリ川の城」と命名されたオレンブルク。ロシアと中央アジアとの間で交易が盛んになり発展した都市からカザフスタンとの国境までは100キロメートル。都市名にドイツ語を好んだのはピョートル大帝。ドイツと同じくブルクが国内各地に点在する。最も知られている

Foot ball Drunker〔64〕 visiting 『Estádio João Cardoso 』トンデラ / ポルトガル

日曜日よりの使者は スタジアムに集まる◇◇◇◇甲本ヒロト 作詞作曲の「日曜日よりの使者」が発表されたの1995年。当時から大好きな曲ではあったが欧州蹴球に魅了されてからは勝手に自己流で歌詞を解釈するようになった。《世界中が どしゃ降りの雨だろうとゲラゲラ 笑える 日曜日よりの使者》

Foot ball Drunker〔63〕 visiting 『 Stade Pierre Brisson 』ボーヴェ / フランス

巨大うさぎ 花の都に現る◇◇◇◇卯年の本年は残り一月。そして来年は巴里五輪開催。赤とピンクの巨大なウサギを従えたパリジェンヌに遭遇したのはプランタン前。

Foot ball Drunker〔62〕 visiting 『 Olimpijski Asim Ferhatović Hase』サラエヴォ/ ボスニア・ヘルツェゴビナ

中堅国にはネーションズリーグを疎かにできない理由がある◇◇◇◇UEFA欧州選手権はロシアを除く53の加盟国代表チームによる予選の結果本選出場21ヵ国が既に決定。残り3つの出場チームを決めるプレーオフが行われるのは来年3月。四か月の間があくだけに予選通過できなかったチームの弱点改善と対戦国の分析が鍵を握る。

Foot ball Drunker〔61〕 visiting 『LFF stadions 』 ヴィリニュス / リトアニア

9月に冬の装いで飲むビール◇◇◇◇かつて旧ソ連邦に属していたがゆえに東欧に分類されてきたバルト三国だが、近年スカンジナビアの国々と北欧を形成するようになった。13〜15世紀の領土は黒海沿岸まで広がり、当時のリトアニアは欧州最大の大公国。とはいってもバルト系民族の人口は当時から少なく圧倒的に東スラブ系が独自の文化を保っていた。

Foot ball Drunker〔60〕 visiting 『 Stadion Wojska Polskiego 』 ワルシャワ / ポーランド

欧州一過激なサポーター集団 今度はバーミンガムで炎上◇◇◇◇11月30日UEFAヨーロッパカンファレンスリーグのグループステージ第5節アストンヴィラ対レギア・ワルシャワでまたも暴動騒動。試合前、ヴィラパークの外側で衝突したのはウェスト・ミッドランズ警察警官隊と悪名高きレギア・ワルシャワのサポーター集団。発煙筒の炎で火傷、

Foot ball Drunker〔59〕 visiting 『 Den Dreef Stadion 』ルーヴェン / ベルギー

世界最大級、アジア屈指のスワンナプームに到着◇◇◇◇バンコクのスワンナプーム国際空港でトランジット。辛党ならば本場のタイ料理を注文せずにはいられない。手にした新聞紙面からもサッカー人気の高さを感じる。代表チームを任された石井正忠氏新監督への期待と重圧は大きい。この空港で免税店を運営しているのはキングパワー社。1989年の創業、マ

Foot ball Drunker 〔58〕visiting 『 Ljudski vrt 』マリボル / スロベニア

スロベニアでもビールで乾杯、続けてワイン◇◇◇◇週末のオーストリア·ブンデスリーガ取材を前にスロベニアに立ち寄った今春。試合の予定はなくとも足を運ぶ価値は充分。人口約29万人の首都リュブリャナに次ぐ11万都市人。グラーツからマリボルの距離は約70km。ドラバ河沿いの美しい街並み風景の中にスタジアムの照明が見え隠れする。

Foot ball Drunker 〔57〕visiting 『 Puskás Ferenc Stadion 』ブダペスト / ハンガリー

ソ連軍にブダペストが鎮圧された11月10日◇◇◇◇今月の10日はハンガリー共和国では特別な日。下写真はハンガリー最西端のショプロン行きの列車。その先にはオーストリア共和国との国境。

Foot ball Drunker 〔56〕visiting 『 Parken Stadion 』コペンハーゲン / デンマーク

北欧三国のフラッグキャリア コペンハーゲン空港での注意事項◇◇◇◇スカンジナビア航空機が並ぶのはコペンハーゲン空港。入国手続き後デンマーククローネをATMで引き出し人の流れに沿って停車中の列車に飛び乗る。一息ついてオーレスン·リンクから海原を眺め・・・「あ、これはやっちまった」首を振り頭を抱える。

Foot ball Drunker 〔55〕visiting 『 Allianz Arena』ミュンヘン / ドイツ

UEFAチャンピオンズリーグGS 第四節総括◇◇◇◇カバーのビールは南ドイツ産の優良小麦を主原料とするベネディクティナー。バイエルン地方の醸造所で製造されている白ビール=ヘフェは、原料は50%以上小麦を使用している為甘みが強く白濁したクリーミーな泡が特徴。こちらもパウラナーと同じく修道士が造り始めた銘柄。柑橘系の爽やかな風味は女性向