コラム

Foot ball Drunker 〔94〕visiting 『 NV Arena』サンクトペルテン / オーストリア  

柱に貼り付けてみた『Wolf Brigade』 ◇◇◇◇昨年『新潟国際アニメーション映画祭』が新設。審査委員長には世界が認める押井守:Mamoru Oshi【1951年8月8日生】氏。筆者世代にとって神的存在の押井監督。2000年の『人狼 JIN-ROH:(ザ·ウルフ·ブリゲイド)』はベルリン、'04年発表の『イノセンス』は

Foot ball Drunker 〔93〕visiting 『 Freethiel Stadion 』ベフェレン/ ベルギー    

スタメン全員日本人の欧州のクラブチームが誕生する未来 ◇◇◇◇国名が「象牙海岸」を意味することから、ボールと戯れる(?)象のデザインが印象的なコートジボアール協会のエンブレム。写真はカールスバーグの『エレファント』。7・2%のアルコールだけでなく味も香りも濃い。ライセンス生産はなくデンマーク本社のみで醸造されている製品。

Foot ball Drunker 〔92〕visiting 『Estádio 1º de Maio』ブラガ / ポルトガル

 クリスプブレッドは フットボールに似ている ◇◇◇◇欧州の伝統的な食べ物にクリスプ·ブレッドがある。ブレッド=パンなのだが、北欧ではクラッカー状の薄い形状のパンを指す。一方南欧でクリスプ·ブレッドといえば、ドゥルセソル社の製品が頭に浮かぶ。欧州の伝統的な食べ物にクリスプ·ブレッドがあるブレッド=パンなのだが、北欧では

Foot ball Drunker 〔91〕visiting 『Stadion Zagłębia Lubin』ルビン / ポーランド

恒例のバレンタインイベントでも被災者支援 ◇◇◇能登半島地震の映像に昨年のトルコ南部地震を思い出す。日本の約二倍の国土を有する同国だけに降雪地域では積雪による被害も拡大した。イスタンブールの三強でさえ日頃の遺恨·確執を鞘に納め、支援活動の告知を共有した非常事態。自然災害とはいえ、選りに選って厳寒時の発生は勘弁してくれと言いたくもな

Foot ball Drunker 〔90〕visiting 『Roazhon Park』レンヌ / フランス

サンドニでのブルターニュ·ダービーカタールからの映像で日本が盛り上がる一方、フランスでは年明け7日にクープ·ドゥ·フランス(CDF)三回戦で幕が開き、リーグ·アンを挟んで今週末には四回戦が行われる。EAギャンガンとのブルターニュ·ダービーを制したのはスタッド·レンヌ。

Foot ball Drunker 〔89〕visiting 『Volksparkstadion』ハンブルク / ドイツ

水と緑の都には フォルクスパルク=市民公園 ◇◇◇新型コロナウイルス拡大の危機が落ち着いた欧州の旅。あらためて感染被害を抑制できた地域分散型社会の効果が際立つ。写真はマインツの駅ホーム。10:20発のインターシティ1020号に乗車してもハンブルグ·アルトナ駅に着くのは夕方四時過ぎに。アルトナ:Altona区は、ドイツの

Foot ball Drunker 〔88〕visiting 『Stadio Olimpico di Roma』ローマ / イタリア

驚かされたのは意外な結末よりも 意外な監督 ◇◇◇◇ローマ三連発の最終編。市内の広大なボルゲーゼ公園の中に美術館がある。ルネサンスとバロックの傑作が並ぶものの建物が大き過ぎないのがよい。ナポレオンに強奪されなければこの美術館だけでは収まり切らなかったであろう名門ボルゲーゼ家のコレクション。コレッジョ:Correggio【1489年生

Foot ball Drunker 〔87〕visiting 『Stadio Olimpico di Roma』ローマ / イタリア

ジョゼの凱旋 祝杯は檸檬と麦 ◇◇◇◇ローマの街に輝く優勝杯を持ち帰ったのは創設された2022年の春。マンチェスター·ユナイテッドを破ってスーパーカップを掲げたSSラツィオ以来23年ぶりとなる欧州のメジャータイトル。添えたボトルはリモンチェロ:LIMONCELLO IL BENEDUCE。南イタリア·カンパーニャ産のレモン

Foot ball Drunker 〔86〕visiting 『Stadio Olimpico di Roma』ローマ / イタリア

闘いの嵐が去り 残されたもの ◇◇◇◇「すべての道はローマに通ず。」「ローマは一日にして成らず。」紀元前8世紀テベレ川の畔を拠点にしていたローマ人は、やがて海を越え欧州全域へと勢力を拡大した。極めた繁栄の証、数々の史跡見たさにイタリアの首都でありラツィオ州の都でもあるこの大都市を今日も多くの観光客が訪れる。しかしこの場

Foot ball Drunker 〔85〕visiting 『Arena Kombëtare』ティラーナ / アルバニア

回想 ティラーナ·デルビー 2019年12月 ◇◇◇◇今季のパルチザーニは、UEFAチャンピオンズリーグ予選に出場。1回戦でカラバフに敗戦。ヨーロッパリーグではシェリフにも敗退したが、国内屈指の強豪であることに違いはない。時計の針を四年前に戻して、2019年12月のエアアルバニアスタジアム。チームの精神的支柱は守護神アルバ

Foot ball Drunker 〔84〕visiting 『Arena Kombëtare』ティラーナ / アルバニア

観光客の増加 発展するアルバニア ◇◇◇◇前回に続きアルバニアのティラーナ。前回に続きティラーナのマザーテレサ空港。入国は2019年12月19日なので、クリスマスツリーとトナカイが出迎えてくれた。際立った産業の見あたらないこの小国でGDPの二割を占めるのが観光収入。2020年コロナ禍による観光業への深刻なダメージはどの国も変わ

Foot ball Drunker 〔83〕visiting 『Arena Kombëtare』ティラーナ / アルバニア

欧州の秘境 アルバニアに入国◇◇◇◇バルカン半島のアルバニアは、日本人旅行者には少々馴染みこそ薄いものの、これまで訪問した欧州の中でもその個性はキラリ際立つ。首都ティラーナを前中後編の三回に分ける第一弾。

Foot ball Drunker 〔82〕visiting 『 Right to Dream Park』ファルム / デンマーク

デンマーク最強ツートップといえばカールスバーグとツボルグ ◇◇◇◇氷点下の気温が続く北欧デンマーク各都市のお正月。この国で有名なモノは数あれど、やはり頭にまず浮かぶのはこの強力なツートップ。1847年元祖はカールスバーグ。ツボルグも1873年に創立され国外でも人気の銘柄。今でこそ大手スーパーの酒棚で見掛ける機会はカールスバーグの

Foot ball Drunker 〔81〕visiting 『Estádio da Luz』リスボン / ポルトガル

日本のファマリカンサポーターには嬉しくても 浦和サポーターには厳しい時代◇◇◇◇一富士二鷹三茄子、欧州に富士山はないが意外と鷹はスタジアム内を羽ばたいている。ナスはフランスやオランダでも食卓に並ぶ大衆料理の具材。子供の頃は正直美味いとは感じなかったが、この茄子が料理の中でボランチ的な役割であると気づかされるのは大人になってから。オ

Foot ball Drunker 〔80〕visiting 『Nea Smyrni Stadium』ネア·スミルニ / ギリシャ

僅かな生存者 旧オスマンから排除されたギリシャ人の街◇◇◇◇謹賀新年、眩しい白のファッションが初々しいカバー写真。欧州の『白い』街並で、まず頭に浮かべるのはエーゲ海の青と白壁のコントラスト。ギリシャのミコノス島やサントリーニ島の景観はギリシャ国旗そのもの。本年は五輪イヤー。まず新年初は近代五輪発祥国であり来月訪問するギリシ

Foot ball Drunker 〔79〕visiting 『Fortuna Arena』プラハ / チェコ

ユーロ2024確定も 監督辞任の激震 ◇◇◇UEFA欧州選手権予選グループEでは、ポーランド代表をプレーオフに追いやりグループ2位で出場権を獲得したチェコ代表。ところが先月ヤロスラフ·シルハヴィ:Jaroslav Šilhavý【1961年11月3日生】監督退任が発表された。ここではあえてキャバクラ3?の強制送還には触れまい。

Foot ball Drunker 〔78〕visiting 『 Erve Asito』アルメロ / オランダ

十七年前の師弟に勝利の美酒を捧ぐ ◇◇◇◇本年の関東大学サッカーリーグ(一部)は筑波大の六年ぶりとなる優勝で幕を閉じた。今季から筑波大大学院2年の平山相太:Sota Hirayama【1985年6月6日生】ヘッドコーチ(HC)が実質的な指揮官として采配を振るっている。

Foot ball Drunker 〔77〕visiting 『Stadio Pier Luigi Penzo』 ヴェネツィア / イタリア

水の都 迷宮島のスタジアム ◇◇◇◇高速道路を走るバスは、ヴェネト州ヴェネツィア県ドーロの街を過ぎて目的地のヴェネツィアへ。隣の席で寝ている当時高校一年の息子をそろそろ起こさねば。2016年のヴェネツィア映画祭を取材するためリド島に。空港もあれば路線バスも走っているから本島とは趣も異なる。

Foot ball Drunker 〔76〕visiting 『Eduard Streltsov Stadium』モスクワ / ロシア

『ロシアのペレ』 ストレリツォフの名前は永遠に◇◇◇◇カバー写真はモスクワ市内の地下鉄カード。2021年秋の帰国時怪しげなシャトルバスに積め込まれて向かった郊外のブヌコボ国際空港。ウクライナ侵攻後もインフラ整備は手を停めることなく空港線地下鉄駅が開業したのは三か月前。モスクワでは大きな荷物を背負っていると改札の前で、空港と同じく金属探知機によるチェックが強いられる。最初は面倒に感じ

Foot ball Drunker 〔75〕visiting 『Signal Iduna Park』ドルトムント/ドイツ

いつかののメリークリスマスの前にトヨタカップ ◇◇◇◇昨日はイブ、本日は年に一度、聖者の降誕生を祝うクリスマスだからそれらしい話を書く。下写真のドイツのX'masツリーは、2007年にドレスデンで撮影した。