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ベントナー、ドイツの地に降り立つか?

 ロメル・ルカク、アルバロ・モラタの獲得に失敗し、攻撃陣の整備が思うように進んでいないVfLヴォルフスブルグだが、ここに来てアーセナルとの契約が満了してフリートランスファー状態になっている元デンマーク代表のニクラス・ベントナー獲得に興味を抱いているようです。

 ここまでアイントラハト・フランクフルトも獲得に興味を抱いていたものの、勝ち点1に対してのボーナスを要求するなどここまでの活躍に対して分不相応な要求をして獲得には至っておらず、ここまでも数々の奇行で何度も警察沙汰の事件を巻き起こしている彼の獲得に対して、同クラブのクラウス・アロフスゼネラル・マネージャーは、
『メリットがリスクを上回るようならば、何らかの動きを起こす可能性は残っている。慎重に行動していくつもりだ、他の選択肢も視野に入れているので、彼との交渉のみに注視していることはない』、
と話しており、まだ契約締結には至っていないものの、交渉のテーブルについているのは確かなようです。
 同GMはブレーメン時代にも何人もの悪童選手を取り扱って手なずけている実績があるだけに、アーセン・ヴェンゲル氏も匙を投げたベントナーの獲得は、今後の動向に気をつけてみたい案件です。

 しかし、2010年のワールドカップ南アフリカ大会ではデンマークの最強フォワードとして華々しく紹介されていた彼が、今となってはゴシップネタで新聞を騒がせる人物になるとは思っても居ませんでした。数々の奇行で有名になってはいるものの、実力に関しては間違いないものを持っているだけにドイツの地で復活を遂げてほしいものですが、果たしてどうなりましょうや?