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ぷら~り 欧州蹴球場百景【44】エスタディオ・ド・ベッサ /  ポルト

あすみさんが手にしたボトルは、アデガ・ド・モレイロ。モレイロとはポルトガル語で風車を意味する。その名の通りラベルに描かれている六角形の風車が目印。ワイナリーがあるのはリスボン北部のトレシュ・ヴェドラシュ。日本の量販店では南米産のボトルにしか手を延ばさない筆者が、欧州産で唯一、継続して購入するほど、1000円/本以下のお手ごろ価格ながら、けして侮れないポテンシャル。


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世界を熱狂させた蹴球の宴も残るはファイナルと三位決定戦のみ。振り返ればバロンドールを独占してきた二巨星が決勝トーナメント1回戦で舞台を降りた。リオネル・メッシ31歳、クリスティアーノ・ロナウドは既に33歳。年齢的にも最後のワールドカップとなることは否めない。クリスティアーノは、初戦スペイン代表との隣国対決で、いきなりハットトリックを達成するなど、それなりにインパクトを残したが、ウルグアイのルイス・スアレス−エディソン・カバーニの強力2トップと、お家芸の堅守にメジャー大会連覇を阻まれた。

但しズラタン・イブラヒモビッチが代表から引退したスウェーデンの快進撃同様、クリスティアーノ依存から脱却することで更に強くなる可能性を秘めているのが今のポルトガル代表。次代のタレントが続々と芽吹いている中でも、筆頭は昨年から今年にかけて大ブレイクしたブルーノ・フェルナンデス。スポルティング・リスボンのアタッキング・ミッドフィルダーは、昨季国内リーグMVPを獲得。しかし彼の生まれ故郷はポルトの北側近郊にあるマイア。


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第46景は彼が少年期を過ごしたボアヴィスタFCの本拠地エスタディオ・ド・ベッサ。

その名が世界に知れ渡ったのは、ポルトガル五輪代表の背番号10番が写し出された2016年8月4日。アトレティコ・マドリーで頭角を現していたアンヘル・コレア擁するアルゼンチン五輪代表相手に2-0と快勝。2アシストを記録したブルーノ・フェルナンデスが当時在籍していたのはセリエAのウディネーゼ。
グループリーグを突破して、8月13日ベスト8でドイツと対戦、4-0の完敗後ブラジルから向かった先はイタリア北西部の港町。


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サンプドリアが彼に用意した背番号は10。合流して一週間でセリエA開幕戦を迎える。エンポリでのアウェー戦は長男とプレス席に腰を降ろした。しかし開幕直前に加わった新参者はベンチを温めたまま試合終了のホイッスルを聞く。


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翌週の第二節 スタディオ・ルイジ・フェッラーリの結果をガゼッタで確認する。連勝好発進にサンプドリアの名物オーナー、マッシモ・フェレーロも大喜び。アンデルレヒトから電撃移籍のデニス・プラートはスタメンで採点も6と、まあまあの評価。フェルナンデスは終了間際6分間のみの出場で評価なしのSV。ところが3節から3連敗2引き分け。9節のデルビーでスタメン、好パフォーマンスで6試合ぶりの白星をもたらすと、11節インテル戦からレギュラーに定着、シーズンを通して攻撃のタクトを振るった。


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15年程時計の針を戻してみるとFCインフェスタのアカデミーに別れを告げ、ボアヴィスタの門扉を叩く10歳のブルーノ少年がいる。それからU15→U17→U19と2012年まで8年の間、順調に才能を伸ばした。


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ポルトのフランシスコ・サ・カルネイロ空港の入国手続きを終えるといきなりスタジアムツアーの宣伝広告が目を飛び込んでくる。
ピッチとの距離が近い英国式スクエア型のスタンド。その傾斜角は45度近い急勾配。2004年のユーロ開催に向け大規模な改修が行われ現在の佇まいに。

By | 2018-07-13T22:27:57+00:00 7月 13th, 2018|Categories: Soccerlture League, 未分類|0 Comments

About the Author:

Yoshitaka Yokozawa
1964年生 / 東京都在住 NPO・NGOの経験を活かしてサッカルチャー・チャアマンをしてます。 本業は国際交流コンサルタント。文化催事の企画運営や講演など欧州と国内をころげまわってます。 サッカルチャーコラム連載では欧州蹴球文化探訪(全41回) 同ベルギーの光と闇(全27回)※最終話そのうちUPします。 長靴の国で観た異邦人たち(全21話) サッカルチャー・ホームタウン秘書室(2017年~ 同 日本人が知らないアーセナル 全8回含)他。 サッカルチャーやっててよかったのはバルセロナで故ヨハン・クライフに逢えたこと。世界各国の”秘書たち”とビールを飲むのもささやかな楽しみ。

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