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ぷら~り 欧州蹴球場百景【41】SRC ザプレシチ 

遂に開幕したロシアでの蹴球の祭典。それは日本人にとっては、睡眠不足との闘いのキックオフを意味する。ハットトリックを記録したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの超人ぶりには、ナチョ・フェルナンデス、イスコ、セルヒオ・ラモス、ルーカスとチャンピオンズリーグ三連覇を達成した同僚達も、脱帽せざる得ない。

本日、自身3度目となるワールドカップの初戦に挑むのは、「10番」ルカ・モドリッチ。


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第41景は、ノゴメトニ・クルブ・インテル・ザプレシチの本拠地SRC ザプレシチ。

ザグレブの北西、スロベニアとの国境側に位置する同市のスタジアムまでは路線バスを利用できる。これまでディナモ・ザグレブから多くの選手が貸し出されており、両クラブの親密な関係が伺える。


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モドリッチが加わったのは2004年の夏。現在もクロアチア代表最終ラインの防波堤、ヴェドラン・コルルカ、当時U20代表の左サイドバック、フルボイェ・カレも同時に移籍している。三人はカレの運転する車で毎日ザプレシチへ練習に通った仲。


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カバー写真は「KAZU 僕を育てた55通の手紙」を手にしたあすみさん。今回も残念ながらワールドカップメンバーから漏れてしまったがカズ節は健在。
1998年フランス大会の初落選後、クロアチアへの移籍がキング・カズのサッカー人生においてターニングポイントになった。しかし数字だけ見ると2月のデビュー戦からシーズン終了まで12試合出場・ノーゴール。契約も途中で切られ、お世辞にも活躍したとは言い難い。
カズより2年早く、ザプレシチからザグレブへの移籍を果たしたのが同じくJ2でプレーする現湘南のミキッチ。当時18歳ながらUEFAチャンピオンズリーグにも出場している。


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外国人優先の方針でポジションこそ奪われたものの、オズワルド・アルディレスが監督に就任すると、カズを始めベテラン外国人は一掃された。ザグレブは、後にボスニア・ヘルツェゴビナ代表に選ばれるウィンガー、マリオ・ジュリッチ(1976年生まれ)をザプレシチから獲得すると、187cmの長身センターフォワード、Mate Dragicevic(1979年生まれ)もレンタル先のザプレシチから呼び戻している。2004年にカイザースラウテルンに移籍するまで、多くのタイトルをザグレブで獲得したミキッチがドイツに発つと同時に、前述の若手トリオがザグレブからザプレシチへ貸し出される。


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このシーズンはクラブ史上最高成績の2位でフィニッシュ。リザーブチーム程度に考えていたはずが、突然優勝を争うライバルへと変貌したザプレシチ。慌てたザグレブは冬にモドリッチとカレを呼び戻すのだが、彼らがもしもそのままこのチームでプレーしていれば国内制覇の栄光を手にしていた可能性は極めて高い。
コルルカも戻ったディナモ・ザグレブに2007年にはマンジュキッチ(現ユヴェントス)も加わり短い期間ではあるが三人と共にプレーしている。

コルルカは2007年にマンチェスター・シティ、トッテナムと英国を渡り歩き、ドイツを経て2012年からロコモティブ・モスクワに。チャンピオンズリーグ・ファイナリストの相棒ロヴレン(リヴァプール)と比較すると見劣りするが、それでも覇者アトレティコの前に屈したUEFAヨーロッパリーグベスト16の今季は、開催国のファンに存在感を充分示している

筆者がスタジアムを訪問したのは昨年12月8日19節 HNKチバリア戦。金曜のナイトゲームの観衆は120人程度。フロアには元祖キングのお写真も。

By | 2018-06-17T00:40:05+00:00 6月 16th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, 未分類|0 Comments

About the Author:

Yoshitaka Yokozawa
1964年生 / 東京都在住 NPO・NGOの経験を活かしてサッカルチャー・チャアマンをしてます。 本業は国際交流コンサルタント。文化催事の企画運営や講演など欧州と国内をころげまわってます。 サッカルチャーコラム連載では欧州蹴球文化探訪(全41回) 同ベルギーの光と闇(全27回)※最終話そのうちUPします。 長靴の国で観た異邦人たち(全21話) サッカルチャー・ホームタウン秘書室(2017年~ 同 日本人が知らないアーセナル 全8回含)他。 サッカルチャーやっててよかったのはバルセロナで故ヨハン・クライフに逢えたこと。世界各国の”秘書たち”とビールを飲むのもささやかな楽しみ。

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